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二子玉川ライズは景観破壊,日照被害,風害,交通混雑

  1. 2011/11/12(土) 09:37:05|
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カ 都市機能の更新

「都市機能の更新」は前述したとおり,従前の都市機能の改善に資するようなものでなくてはならない。対象地区が大規模未利用地であれば,住宅,業務床を供給し,道路等の公共施設を整備することは都市機能の改善と言いうるかもしれない。しかし本件再開発地区は多くの部分が公園として「都市機能の更新」が予定されていた地域である。

「土地の高度利用」と同様,それのみで公共的利益に貢献するものと即断してはならない。

キ 水と緑の豊かな自然環境と調和

本件事業地が水と緑の豊かな自然環境に恵まれた地域であることは,本件事業者とも認識は一致しているようである。しかしこのような優れた自然環境は風致地区,容積率規制などの規制を遵守しながら,地域住民が守ってきたものであるとの認識は欠けているようである。

昭和8年,旧都市計画法により,本件地域周辺は風致地区に指定された。風致地区とは,自然的要素に富んだ良好な景観を形成しており,都市の土地利用計画上,また都市環境の保全を図るため,風致の維持を図ることが必要な地区とされる。

この地域は国分寺崖線の緑と,多摩川の水の流れが美しく,豊かな自然と,景観,眺望に恵まれた地域であり,大正から昭和初期にかけて,政財界人の別荘が多数建設された。風致地区の指定は,本件地域周辺の地域特性に合致し,その優れた特長を長年にわたって守ろうとするものである。

これは後に決定された公園の都市計画と合わせて,この地域の美しい景観,眺望をまもり,優れた地域環境を維持していくことを目的とし,土地利用の歴史や規制の公平性に沿った合理的な計画であった。

このような風致地区の中に突如,超高層建築物が林立する光景は異様という他なく,景観破壊,日照被害,風害,交通混雑,大気汚染などといった環境への悪影響を生み出す本件事業が,自然環境と調和したものなどということが出来ないことは明らかである。
http://www.hayariki.net/futako/appeal101111.html
原判決は「対象土地の一部が風致地区に指定されていることは,土地利用規制の緩和に当たって考慮すべき事項であるとはいえ,直ちに制度の趣旨に反するとまではいえない。」(40頁)としているが,このような地域の状況に即した合理的な都市計画の存在を無視して100mを超える超高層建物の林立を認めることが,「合理的で健全な高度利用」を目的とする制度の趣旨に反することは明らかである。

なお本件再開発事業は「優れた自然や歴史にかかわる」ものであるにもかかわらず,「自然的,歴史的条件」について,影響予測を行った形跡はない。この点からも極めて問題のあるプロジェクトと言うべきである(甲118・71頁,本項(1)ウ1)参照)。


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