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牛丼業界で吉野家が一人負け

  1. 2012/05/13(日) 12:16:03|
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牛丼業界で吉野家は一人負けとされるほど業績が落ち込んだ。吉野家ホールディングスが2012年5月7日に発表した牛丼チェーン「吉野家」の4月の売上高は、既存店ベースで前年同月比8・3%減とマイナスになった。競合のすき家を展開するゼンショー、松屋を展開する松屋フーズが業績を伸ばすこととは対照的である。かつては吉野家の牛丼並が280円、松屋の牛飯並が290円で吉野家の方が安かった。両方とも、お茶は付くが、松屋には味噌汁も付く。また、メニューも松屋の方が豊富である。

このため、吉野家のセールスポイントは安さであったが、他の2社は2009年末以降に牛丼の値引き競争を開始した。この競争に加わらなかった吉野家は客を奪われ、既存店売上高は連続して2桁で減少した。また、狂牛病がクローズアップされる中で米国産牛肉を使用し続ける姿勢も、安全安心という点で競合に差を付けられた。

吉野家と松屋は客層も異なる。吉野家の客層は中高年従業員がほとんどである。店内がくたびれたコートの中高年ばかりだと、その一員になりたくないという思いが働き、入り辛さがある。実際、「女性は一人では入り辛い」との声がある。また、「カウンターだと子連れは無理」と指摘される。

これに比べると松屋は若い女性も含む客層が広い。メニューの豊富さも客層の広さを反映している。逆に松屋は中高年ブルーワーカー、ドライバー層の知名度は吉野家ほど高くなかったが、値下げ競争で知名度を獲得した。

店舗のシステムも相違する。松屋は食券制であり、店員が紙幣や硬貨に触らないため清潔である。吉野家では複数の店員がいる場合、会計と調理者を別にすることが多いが、それが常態ではない。先に会計を済ませた方が食べ終わって店を出たい時に出られるのでいい。吉野家で混んでいる場合は待たされることがある。店にとっても先に金を貰っておけば食い逃げの心配はないから好都合である。
http://hayariki.net/hayariki5.htm
但し、食券制にもデメリットがある。券売機が店の外に1台ある店舗では、複数人が店に入る場合に券売機の前で並ばなければならない。ファーストフードのために、寒い夜に店の外で並ばされることはたまらない。

吉野家が頑固に前払い食券制を採らない理由は追加注文を期待してのことだろう。前払い食券制では追加注文が期待しにくい。松屋でも追加注文も受けているが、もう料金を払っているため、あまり追加注文する気にならない。吉野家ではサラダ等がカウンターに設置してあり、客が手軽にとることができる。サラダの入っているケースのガラスが曇りがちであまり清潔そうに見えないため、敬遠する人がいる一方で、サラダを食べる客がいることも否定できない。吉野家が食券制を採らないのは、客層が比較的清潔さにうるさくない層であることを踏まえれば、合理的である。

企業には、それぞれに特色があり、必ずしも同じ土俵で戦っておらず、そのようにすることは得策とも限らない。それぞれの個性を発展させていくべきだろう。


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