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世田谷区議会が重層長屋規制を求める陳情を趣旨採択

  1. 2012/05/21(月) 19:10:06|
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世田谷区議会は5月17日、平成24年第1回臨時会の本会議で「路地状敷地における重層長屋規制区条例制定に関する陳情」を趣旨採択した。限定的なケースの規制を求める陳情の趣旨採択であるが、世田谷区政転換の一歩になる可能性がある。

路地状敷地とは私道や細長い敷地延長の奥に広がる敷地である。旗竿地とも呼ばれる。この路地状敷地ではアパートやマンションなど共同住宅の建設は規制される。これに対して長屋は共同住宅ではないために建設可能である。長屋は共用部を一切通らずに敷地外から直接各住戸の玄関に到達する形式の集合住宅である。

重層長屋は1階に玄関があり、各戸の専用階段で上階に上がる建物で、2階建てや3階建てのアパートやマンションと実質的に変わらない物件もある。マンションを建設できない路地状敷地に脱法的に重層長屋を建築し、近隣住民と紛争になる事例も起きている。そのために陳情では路地状敷地で重層長屋建築を規制する条例の制定を求めている。

陳情では建築基準法第40条の以下の規定を条例制定の根拠とする。「地方公共団体は、その地方の気候若しくは風土の特殊性又は特殊建築物の用途若しくは規模に因り、この章の規定又はこれに基く命令の規定のみによっては建築物の安全、防火又は衛生の目的を充分に達し難いと認める場合においては、条例で、建築物の敷地、構造又は建築設備に関して安全上、防火上又は衛生上必要な制限を附加することができる。」

その上で世田谷区の特殊性として「91%が住居系用途地域であり、その面積の半分は第一種低層住居専用地域である」点を挙げる。この良好な住宅地を守るために条例制定を求めている。注目すべき点は陳情への賛否の会派構成である。自由民主党世田谷区議団・新風だけが反対し、それ以外の会派が全て賛成した。対立の構図が生まれている。

2011年4月の世田谷区長選挙で「脱原発」や「大型開発からの転換」を掲げた保坂展人氏が当選したことは変化を求める声を反映したものであった。しかし、これまでの保坂区政は変化を求めた人々を十分に満足させてはいない。平成24年度一般会計予算案には前区長与党の自民党や公明党も現区長与党の生活者ネットワーク・社会民主党も仲良く賛成し、反対は共産党、みんなの党、無党派市民という熊本哲之前区長時代と似通った結果になった。
http://www51.tok2.com/home/hayariki/3/23.htm
変化が実感できない要因は議会構成にある。前区長与党の自民、公明が過半数を占めているためである。首長と議会のねじれであり、首長が思い通りに政策を実行できる状況にはない。しかし、それは首長が改革しない言い訳にはならない。田中康夫・長野県知事や竹原信一・阿久根市ら個性派首長は、地方議会全てを敵に回しても社会に問題を提起している(林田力「お騒がせ首長は改革者か暴君か」PJニュース2010年9月7日)。

http://www.pjnews.net/news/794/20100907_2

彼ら個性派首長に比べると保坂区長の安全運転は物足りない。保坂区長には独裁を嫌うという信念があるとしても、その結果として自民・公明の支持が得られる政策にとどまるならば、一票を投じた有権者の期待を裏切ることになる。その意味で自民党が反対しながらも陳情が趣旨採択された意義は大きい。世田谷区政の転換に期待が高まる。


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