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荒木飛呂彦『ジョジョリオン』

  1. 2012/10/14(日) 21:59:11|
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荒木飛呂彦『ジョジョリオン』は人気シリーズ『ジョジョの奇妙な冒険』のPart8に位置付けられる漫画である。『ジョジョの奇妙な冒険』は「ジョジョ」の愛称を持つ主人公が強大な敵と戦うアドベンチャーである。

Part1からPart6までは19世紀末英国の貴族ジョナサン・ジョースターと、その子孫を主人公とするジョースター家の物語であった。これに対してPart7の『STEEL BALL RUN』はパラレルワールド的作品で、キャラクターもストーリーも前作とは連動していない。

『ジョジョリオン』の舞台はPart4「ダイヤモンドは砕けない」と同じ杜王町である。吉良、広瀬、東方という懐かしのキーワードが登場する。しかし、登場人物は同じ名前や似たような名前でもPart4とは別人というパラレルワールド的設定である。

『ジョジョリオン 1』の作者コメントには「舞台は同じ日本の「杜王町」ですが、別の住人たちのお話です」とある。『ジョジョリオン 2』で東方家の先祖がアメリカ大陸横断レースに参加したと語られており、『STEEL BALL RUN』の世界と接続していることが分かる。

『ジョジョリオン』の視点人物は一般女性である。巻き込まれ型の人物であるが、妙に艶かしい。ジョジョシリーズは男性中心の物語であった。Part6「ストーンオーシャン」は女性刑務所を舞台とした女性主人公の物語であったが、男性を女性に置き換えただけという印象があった。これに対して広瀬康穂は非常に女性的に描かれている。新たな作風に注目する。

Part4の読者にとって『ジョジョリオン』の世界は一見すると抵抗がある。主人公はPart4の主人公と同じ名前を名乗ることになるが、記憶を喪失しており、善人か悪人か不明である。しかもPart4の悪役であった吉良吉影との関係性がほのめかされている。

さらにPart4では主人公サイドであった東方家の面々が胡散臭い。『ジョジョの奇妙な冒険』ではディオのように敵キャラクターにも底知れない存在感や悪の魅力を放っていた。しかし、ジョジョリオンではチンピラめいた胡散臭さにとどまっており、迫力に欠ける。
http://hayariki.net/5/8.htm
それでも『ジョジョリオン 2』の後半から迫力が出てきた。ここではスタンド対決が展開されるが、敵が公正さを重んじて自分の弱点を相手に教えている。これによって敵キャラクターに底知れない迫力を与えることができた。

現実の日本ではクライアントほしさのあまり法律事務所が「弁護士は公正中立ではありません」などという広告を出すほどの浅ましい状況である(林田力「弁護士の粗末な交渉で泥沼相続紛争(中)」PJニュース2010年10月8日)。その中で『ジョジョリオン』は敵キャラクターにも公平を重んじさせ、敵ながら魅力を与えている。

『ジョジョリオン 3』では東方家とジョースター家、吉良家の関係が明らかになる。ジョジョの奇妙な冒険シリーズは数世代に渡る因縁の物語という特徴がある。パラレルワールド的展開の『ジョジョリオン』では主人公サイドであったジョースター家や東方家と吉良家に接点があるという驚くべき展開となった。(林田力)


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