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『ハウルの動く城』林田力wiki書評

  1. 2013/01/11(金) 21:42:04|
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『ハウルの動く城』はスタジオジブリのアニメ映画である。少女ソフィー・ハッターと魔法使いハウルの恋を通して、生きる楽しさや愛する歓びを描く。原作はダイアナ・ウィン・ジョーンズ『魔法使いハウルと火の悪魔』である。

舞台は魔法と科学が混在する西欧風の世界である。ハウルは「動く城」に住む魔法使いである。ソフィーは父が遺した帽子店で働く少女である。荒れ地の魔女からのハウルの逃避行に巻き込まれたソフィーは、荒れ地の魔女の呪いで老婆にされてしまう。ソフィは掃除婦としてハウルの城に住み込む。戦争の悲惨さや国家権力の冷酷さを、あまり残虐な描写をせずに上手に描いている。

中盤でラスボスの印象を与えた王国側の魔法使いとの対決はなく、最後は理解のある人として格好つけさせて終わっていることにフラストレーションが残る。愚かな戦争と第三者的に発言できる立場ではない。戦争を終わらせることができるならば、愚かな戦争を始めたことに対して責任のある立場である。王国についても射程に入れると、物語が「終わりよければ全てよし」的な悪癖に陥っている。
http://www.hayariki.net/cul/3.htm
『千と千尋の神隠し』では何の罪もない千尋が過酷な状況に追い込まれ、それが「生きる力」であるともてはやされた(林田力「格差社会における『千と千尋の神隠し』の不条理」ツカサネット新聞2009年6月19日)。『ハウルの動く城』もソフィーを主人公と位置付けるならば不条理な苦難を克服する物語になる。一方でハウルを主人公と位置付けるならば甘い展開である。


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