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『白竜LEGEND 27』v林田力amazon書評

  1. 2013/06/18(火) 22:44:41|
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天王寺大原作、渡辺みちお画『白竜LEGEND 27』は「オリオンとサソリ」編が完結する。「オリオンとサソリ」編は『白竜LEGEND 25』からの続きである。巨大企業・オリオン光学の新社長にイギリス人、ケビン・スチュワートが就任したことから物語は始まる。

この「オリオンとサソリ」編はオリンパス事件を下敷きにする。『白竜』では暴力団の東急電鉄株式買い占めなど現実の黒社会の事件を下敷きにしたストーリーが多い(林田力「『白竜LEGEND』第19巻、愚連隊は敵役としても力不足」リアルライブ2011年10月27日)。「オリオンとサソリ」編も、その一つになる。現実の裏事件を下敷きに描いてきた作品ならではのリアリティがある。

「オリオンとサソリ」編では独裁者が君臨する企業の実態がリアルに描かれている。オリンパスでは公益通報者が逆に降格されるという問題も起き、裁判にもなっている。大企業経営者の保身のための卑劣な行動の数々が描かれる。最高裁判決が確定しても差別を止めない。端から見れば企業の恥の上塗りでしかないが、そのような非合理な処分に固執する企業体質が理解できる描写である。
http://www.hayariki.net/5/76.htm
このようにビジネス劇画としては優れているが、ヤクザ漫画としては結末には不満が残る。白竜のヤクザとしての活躍は乏しい。カード会社への恐喝に対抗する「情報の死角」編では警察への告発というヤクザらしからぬ行動で失望させた(林田力「『白竜LEGEND』第18巻、原発事故に続いて情報漏えいを予見」リアルライブ2011年9月8日)。ヤクザは社会的には悪であるが、権力が裁かない巨悪を追い詰めるところに『白竜』の面白さがある。チンコロではヤクザの風上にもおけない。ヤクザ漫画としての性質を失ってはならない。

その点では後半の「剛野絶叫」の方がヤクザ漫画として面白い。剛野組長はすっかり人気キャラになった。ちょっと抜けている親分と冷静な補佐役という組み合わせが初期の白竜にもあった。白竜の面白さの原点回帰になっている。


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